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<出発前夜>
ドタバタだ。
正直何も用意していない。出発を明日に控え慌てている。仕事の都合で使い捨てコンタクトレンズすら買えていない・・・明日買いに行かなきゃ!TOMOSのほうは先週点検に出したばかりなので、特に問題ないだろう。挙げるとすれば、お店の人に指摘された「サイドミラー」の棒が錆サビなのと鏡が落ちそうに揺れることくらいだろうか。
ま、故障してしまっても、旅の同伴者がマシンいじりの得意な人なので安心だ。島の天気はどうなんだろう?とりあえず詰めるだけ荷物を積もう! 
明日が楽しみだぁ♪

<5月1日:船の上>
世田谷の我が家を午後2時に出発。いったん、一緒に旅する彼の家のある調布に向かう。
純正のサイドバックを外し、旅の道具がたくさん詰め込まれた大きなサイドバックを取り付ける。
さらに、その上にテントを積み自転車に積む予定の荷物も積んでみる。
物凄い量の荷物に、人が支えていないと、勝手にウィリーしてしまうTOMOS。
すげぇ〜!!こんなの見たことないや。否応無しに、ワクワクしてきた♪
念のため、家の周りをぐるりと走ってみる。大丈夫。ぜんぜんイケル!

午後4時ごろ、船の出る竹芝を目指し出発。

TOMOSと自転車の二人旅の始まりである。
世田谷通りを通り、246に出て、渋谷、表参道、青山一丁目、六本木、新橋、そして竹芝というコースを自転車に合わせゆっくり進んでいく。普段見慣れた街も、なんだか違ったように見える。
信号待ちのたび、車中や歩道からの熱い眼差しを受ける。その視線にもだんだん慣れてきた。
途中、東京タワーの真下を通る。今日は満月だった。お月様と東京タワーのコラボレーションが余りに綺麗だったので写真とってみた。キレェ〜♪

いろんな車にあおられながらも、無事竹芝乗客ターミナルに到着。時間は午後7時半をまわっていた。待合室はゴールデンウィーク突入ということでか、凄い人である。乗船1時間前までにバイク等の大きな荷物は預けなければいけないので、到着早々TOMOSともお別れ。2,430円を払い、コンテナに詰れる我が相棒のトモちゃん…船酔いするなよぉ〜
自転車も折りたたんで、いざ乗船だ!さて、私たちはどこで寝れば良いんだろう・・・

フェリー 積み込まれるTOMOS

<5月2日:船酔いで起きる>
昨晩、寝床を確保する為、乗船するなりダッシュして、比較的広い場所を取ることが出来た。
そのおかげで、船が揺れていることも忘れるくらい熟睡していた。明け方6時ごろ、まず伊豆大島に到着しそこで船が初めて止まった。大勢が下船するようで、自分が寝ているすぐ横を人が行き来していた。そのおかげで目が覚めた。小腹が減ったなぁと思いながら起き上がり、ボーっとしていると、船が次の島に向け出発しだした。
その時、船が思いっきり揺れていることに気づいた。
うわぁ〜!胃袋が浮くよぉ〜三半規管が対応しきれてないよぉ〜!!寝起きには少々きついパンチであった。気持ち悪い。ほんの数秒で船酔いになってしまった。到着ギリギリまで横になることを決意、なんとかやり過ごすことにした。

新島到着午前8時40分、目的地である新島に到着!

その頃には船酔いも多少おさまっていた。
下船して、荷が下ろされるのを待つ。トモちゃん大丈夫かしら・・・
続々と船から荷物が降ろされる。コンテナが開かれ、壁にくくりつけられた我がTOMOSを発見!おじさん優しく降ろしてあげてネ!気のせいか、ミラーが根元からグルグル動くんですけど・・・まっ、気にしない。手で締め直す。島の天気は薄曇。しかも肌寒い。イメージしていた南国って感じと違うなぁ〜。ちょっと拍子抜けした。

エンジンの調子を確認し自転車を組み立て、キャンプ場へ向かう。
20分ほどでキャンプ場に到着。すると既に大勢のキャンパーがテントを張っていた。
3分の1くらいが外人さんで、ビックリする。あちらこちらから英語が聞こえてくるテントを張る
ここにいる人たちは大半がサーファーのようで、板やらウェアやらが干してあった。

苦戦の末、何とかテントを張り拠点の完成した。とたんにお腹が空いてきた。大きな荷物をテントに残し、さっき下船した港のある町に向かった。
比較的賑わっている定食屋さんを見つけ、そこでブランチを取った。私はカレーを、彼はお奨め定食を食べた。しかし、周りのお客さんは皆「チャーハンと餃子」ばかりを頼んでいた。見た目も美味しそう・・・
次は絶対あれを喰ってやる!と二人で誓ったのでした。

ブランチを終え、甘いものが食べたくなり「かじやベーカリー」というパン屋さんへ向かう。
ここは前情報で非常に高い支持を受けており、この島での楽しみのひとつでもあった。かじやベーカリーお店につくと、店先にベンチが用意されていて、そこでパンが食べられるようになっていた。
早速お店に入り焼きたてのクリームパンを購入。ベンチで食べてみる。

ほかほかのパンは、とても軽くきめの細かいパンでとても美味しい!

私達と同席していたカップルの男性が「なんて絹ごしなんだ・・・」とつぶやいていた。おぉ〜!その表現ピッタリだね!バターの香りがほのかに香り、でもしつこくない。フワフワ♪
カレーを食べたばかりなのに、ペロリと平らげてしまった。
私たちは一発でこのパン屋の虜となり、島に滞在中ずっとここのパンを欠かさず食べることになるのでした。

パンで心満たされた状態で町を散策してみる。
TOMOSと自転車カップルが珍しかったのか、島民の方からサーファーから注目を浴びる。ここでもか〜。道路にはあまり車が走っていなくて、ガンガン飛ばせた。潮風がとても気持ちよかった。肌寒いけど・・・

島には温泉施設が2ヶ所あり、今日は無料で入れる温泉(水着着用)に行ってみた。
ここも外人さんが多かった。たぶんキャンプ場の人たちだ。岸壁に作られた温泉は非常に雄大な景色を満喫でき、気持ちよかった。ただ、備え付けてあるコインシャワーからはお湯がなかなか出なかったり、システムがイマイチ分らず、ムダにお湯を出してしまい、危うく泡だらけのままで時間切れになりそうになったりと、かなりスリリングなものになった。

帰りに「かじやベーカリー」に寄って朝食用の食パンを一斤を買い、夕飯を買ってテントに戻った。今晩のメニューは、ビール・お刺身・のりピーパック・ポテトチップ・カップラーメン
夜が深まるにつれ、だんだん寒くなってきた。風も出てきた。天気もつかなぁ・・・

 

text & photo manaboo, 写真およびテキストの無断転載はご遠慮ください


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